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注目

モール シャドウ・ロード 第四週 感想(ネタバレ注意)

⚪︎モールへの同情が狙い これが元シスの暗黒卿の悲劇です。悪魔と契約した代償。 モールの強さを理解するのではなく、モールの悲劇を理解するアニメと言えます。 モールは自身のような犠牲者を再び出したくない善意の感情を抱きます。 これには驚きました。それだけ傷跡が深い。 ルーカス監督はヴェイダーの悲劇を映像化する為にプリクエル三部作に着手しました。このアニメもルーカスの要望でしょう。絶対的な悪役は実は犠牲者だった。 ヴェイダーは妻、母親など女性が絡んでいましたが、モールの場合、兄弟です。大切な人を天秤の乗せ、思いのままに操るやり方、酷いです。 ⚪︎パルパティーンの成功の裏でどれだけの人が苦しんでいるか 元老院議員から最高議長、皇帝に即位した表向きの成功が強調されますが、裏では多くの犠牲者を伴っている。平気で人を踏み躙る人。 しかしシディアスがいくら極悪人でも、昼間は愛想の良い面の顔を持っていました。使えそうなコマを見つけ、懐柔して手玉に取る。皆、騙されました。ジェダイでさえも。まさかこんな極悪人なんて誰も思わない。謙虚で控えめ、下から入る姿勢。 ⚪︎帝国を怒らせたら勝てない やはり帝国が察知してしまったのがまずかった。物量的な劣勢に加え、尋問官までいる。 敵に気付かれず水面下で動くべきだった。秘密主義の強みを疎かにしてしまった。 「たかがごろつきの集まり、分離主義の脅威に比べたら物の数ではない」 ⚪︎モールの忍耐 デヴォンを暗黒面に堕とそうとモールは企んでいますが、我慢の限界。 シディアスは欲しい者は容赦せずにじっくりと手玉に取ってきましたが、さすがにモールにそういう忍耐はないようです。 ⚪︎モールの場合、望んで弟子入りしていなかった  ダソミアで連れていかれた際、サヴァージと別れるのは辛かったでしょう。 オビワン「お前の故郷を訪ねた、暗黒面に堕ちたのはお前の意思ではない」 もしかしたら、オビワンはモールが犠牲者である事を見抜いていた。 オビワンはシスの陰謀を理解した生き残りです。モールもドゥークー同様、利用されて捨てられたと察します。「彼も私たちも(モールも)騙されていました」

同時多発事件とクローンの攻撃。

もし、コルサントの高層ビルがグリーバス将軍の攻撃を受けて崩壊したら…考えるだけで怖いですよね。クローン戦争が終結する直前のコルサント奇襲作戦、シスの復讐の冒頭ではありません。EP2,クローンの攻撃におけるジオノーシス戦の直前です。あの頃もグリーバス将軍は活躍していたらしいです。
EP2の段階でグリーバスが突然、コルサントに攻撃を仕掛けたら、銀河中が不意を突かれたと衝撃を受けると思います。ベイル・オーガナ議員が言ったように、敵攻撃後のクローン軍使用は議会が認めるのでパルパティーンは通常の手続きで、クローン軍を正規の軍として議会に承認させて、開戦目的を明確化、開戦すると思います。非常時大権を発動する必要はない。
シディアスはグリーバスに命じるこのシナリ
オを検討したでしょう。
しかし、シディアス卿はさせません。
ルーカス監督はそう描きません。

なぜなら、コルサント=ニューヨークにはしたくなかったからです。EP2公開の一年前、同時多発事件が起きました。米国を震撼させた事件は、戦争行為としてブッシュ大統領が明言、国連の決議を得ないまま、夏前に中東で軍事行動を開始します。戦争の大義はおいといて、同時多発事件の報復を、怒り狂った米国民は支持します。事件が開戦する口実になったのです。
米国本土が攻撃下に置かれた事は、世界の覇権を握る米国にとって屈辱でした。
パールハーバーの時も米国人は怒りました。

歴史上、超大国は二度の大規模な不意打ちを食らったのです。

さて、そんな米国人に、事件を彷彿させるスターウォーズが公開されたらどうでしょう?大変批判されると思います。ルーカス監督はその事を気にしていたに違いありません。
だったら、事件が起きる前、攻撃される直前に誰かが手を打った内容にすればどうか?と考えます。

そこであの有名なジェダイ、オビ=ワン・ケノービがドロイド軍、即ち大量破壊兵器を発見して
議会に報告、議会が攻撃を防ぐ軍事オプションを迅速に検討する…という筋書きにルーカス監督は決めます。独断です。俺が描く脚本なんだから、口を挟むな!責任は俺がとる!という風に。

こうして製作され、娯楽映画として批判は少なかったようです。

クローンの攻撃は、怒り狂った米国人の思考を癒す、スターウォーズとして公開されたのです。

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