ホロクロン強奪。

ジェダイホロクロンはクローン大戦勃発の何年も前から騎士団によって厳重に保管されていました。その存在は多くの銀河市民の知る事でしたが、手にした者は全くいません。シスを除いては。

ダースシディアスはナブー封鎖の数か月前、計画の詳細を記したホロクロンを通商連合の幹部二モーディアンによって持ち逃げされてしまったことがあります。

それだけホロクロンが、かなり価値のある貴重な品だったのでしょう。シスの物とあれば尚更です。結局、弟子のモールによって奪還しました。もし失敗してジェダイ評議会に知られれば、シスの実態が解明されたでしょう。この事実を熟考したシディアスはジェダイのホロクロンを同じように盗ませればよかったと考えるようになります。要はそのホロクロンの情報が金になればよいのです。そこでジェダイホロクロンを強奪するためにうってつけの賞金稼ぎ、キャドべインを雇います。隠していた高額の報酬金を餌に誘います。そして成功します。シディアスは、クローン兵にオーダー66を命じる前に盗むべき中身のデータを考えます。それはジェダイ聖堂に連れてこられる前の赤ん坊たちの居場所です。キャドべインにジェダイの振りをさせれば簡単に誘拐できると思っていました。しかし、スカイウォーカーたちの妨害で、計画は頓挫してしまいます。

しかし、シディアスは他のジェダイホロクロンについても諦めていませんでした。そこでオーダー66発令後、シスになったスカイウォーカーを聖堂襲撃時に利用します。

元ジェダイのヴェイダーなら簡単に盗めるはずです。

そしてジェダイが隠していたシスホロクロンを奪還します。しかし、ジェダイは知りませんでしたが、それは精巧に作られた偽物だったのです。ジェダイに本物と信じ込ませて、どれ程シスに関心があったのか探るためです。ホロクロンの閲覧履歴を見れば簡単でしょう。しかし、ヴェイダーはそれが偽物だと見抜いていました。もし本物なら、シディアスはキャドべインに聖堂のシスホロクロンを盗ませた筈だと考えたからです。