銀行グループ

銀行グループは表向きにあくまで中立。公には公正な立場で双方に融資する。しかし、クローヴィスによると銀行グループは事実上破綻していた。 貸す金がないので融資の利息を引き上げる必要があった。クローヴィスをパドメは信頼していなかったがパルパティーンの助言で真相を突き止めることにする。コアファイブ幹部を説得して金庫に侵入、証拠のファイルをダウンロードした。クローヴィスはコアファイブが銀行の資金を横領して事実上破綻させていたことを告発する気だった。しかしもう一つの証拠、隠し口座を知らないため、実証できない。

仮に公表したら、銀行の破綻が実体化して銀行は消滅してしまう。

これを聞いたパルパティーンはシディアスとして、ティラナスに密告する。隠し口座をクローヴィスに知らせれば、銀行のコアファイブを失脚させられる。ドゥークーは、今までの利息支払い拒否を公表しない条件で引き継ぎをクローヴィスに任じる。公平で中立な銀行に建て直す事を約束した。そして、これからCISが利息を支払うことを聞いたクローヴィスは就任後、債権回収で銀行グループを立て直そうと考えていた。

最高議長とムーン人により、双方の支持でクローヴィスは銀行グループのトップに就任する。

しかし、ドゥークーは約束を反故にして、これからも利息の支払いを拒否してしまう。そうなれば、銀行が破綻しないためにも共和国側にさらに利息を引き上げるしかない。クローヴィスは裏取引がばれないように、代表に居座る為にドゥークーの要求を飲むしかなかった。

これをパドメから聞いた議長が説明した結果、議会でクローヴィスは非難の的になる。元老院はクローヴィスに投票したことを後悔する。そして、スキピオにCISが軍事介入する。

「CIS側のクローヴィスを表向き中立の銀行トップにはできない。共和国側の方が都合がよい。議長によれば、クローヴィスはドゥークーの手先だそうだ。我々はCISに欺かれた。」共和国の経済システムをCISに奪われることを危惧した。議長はこの情勢を利用して銀行グループを守るために強硬手段に出る。共和国は屈しないと宣言して、CISの軍事介入を阻止するために軍の派遣を、非常時大権の行使で決定させる。

しかし、共和国が軍事介入する直前に、CISは素早く撤退する。

シディアスの命令通り、ティラナスはスキピオを本格的な戦場にしなかった。CISが銀行を奪うために、クローヴィスがコアファイブの不正を操作した黒幕だったと工作された。シディアスの指示通り、ニクスガードは空白になった銀行の機能を、最高議長の管轄にするよう提言する。

議会は預金残高の危機に乗じて、元老院全体の預金を守ってくれた見返りに、銀行グループの実権をパルパティーンに託す。軍の派遣ゴーサインは正しかったとされた。

パルパティーンは戦争終結を早めるためにCISに資金を提供しないこと、戦争終結後は銀行を元通りにすることを議会に約束した。

※「ティラナス卿、そなたが知らないふりしてクローヴィスに不正ファイルを提供してもよかったかもしれん。アミダラを巻き込む事は世の計画にリスクが伴うからだ。スキピオにはスカイウォーカーが行ったが、そなたと戦う事はない。スキピオは何としても本格的な戦場にしてはならん」

「この戦争は十分長引かせられた。この3年、銀行グループが中立であったことは戦争を長引かせる為に役立った。しかし、中立のまま戦争が終わったら、共和国の経済システムを余の支配下に置けない。戦争の早期終結を期待する議員たちは最高議長が銀行グループを管轄に置くことを必ず支持するはずだ。なぜなら、最高議長はCISに融資するのをストップするからだ」

「勿論、何か想定外の事態が発生したら、最高議長は秘密裏にCISへ融資する」