クローンの行動抑制チップ。

ティラナス卿からジェダイがクローントルーパーに殺された報告を受けたシディアス卿は、所有物一体の稀なケースか、クローン軍全体のケースかを知るためにコルサントの医療センターにCIS経由で運ばせて、抑制チップを解析しようとした。仮にタップが死んでればジェダイに怪しまれることもなかったが、他のクローン兵にも似たような症状が起きてるか、シスにとって調べようがない。結局、スカイウォーカーに妨害されてカミーノに運ばれる。

シャアクティーとナラ・セはタップを検査した結果、正常であったが、
原因を究明するには脳内スキャンを行う必要に迫られる。ナラ・セは脳内スキャンによってシャアクティーに抑制チップが奪われることを懸念していた。そこでティラナス卿に相談する。資金源のティラナスは必要なら、タップを殺して、チップをジェダイより先に奪いセレノに送るように命じた。事態を把握したドゥークーはトレンチの報告と照らし合わせ、リンゴヴィンダ特有の可能性ではないかとシディアスに報告する。

シディアスはクローントルーパーの発注者であるジェダイと製造者であるカミーノ人を通信越しに話し合わせて、コルサントの医療センターに送るように誘導する。ティラナスに議長の意向を尊重するようにカミーノ人を説得させてあるので簡単だった。

想定外にもタップと共にファイブもいたが、リンゴヴィンダにいたエラーを起こしたクローンと起こさなかったクローンのチップを検査、比較することにより、真相究明には好都合だと考えた。思惑通り、二人の抑制チップをシディアスはコルサントで手にする。

ファイブは議長に事の顛末を説明する。それによるとタップはリンゴヴィンダの水筒を飲んでいたらしい。ちなみにファイブは飲んでない。つまり真相は寄生生物等のウイルスの入った飲み水を飲んで、抑制チップがエラーを起こしたから。共和国軍の記録でも裏付けが取れた。

ファイブはタップ以外にも、クローン全員にチップが埋め込められているのを議長に説明した。従って、CISがウイルスでクローンを狂暴化させるのだと推測する。

議長に質問したところ、戦争前から、CISがウイルスを企てるのはありえないと告げられる。まだ、クローン軍が公になっていなかったからだ（ウイルスの存在をシディアスとしても知らないから）。その後ジェダイのいない間に、ファイブが知りたかった答えークローンはいずれ、ジェダイを裏切る事を正直に言う。これに反発したファイブは最高司令官を殺そうとする。議長はジェダイの前でナラ・セの言うように抑制チップを外したので狂暴化したと釈明する。従って他のクローンが凶暴化しないようにチップを摘出するのはできないと理解させる。これでオーダー66は確実に実行できる。

(摘出した抑制チップを調べたところ)、二人は同じ水筒を飲んでエラーが発生したと嘘の説明をする。同じ事が起きない様に他のクローン兵全てに予防接種を受けさせる。リンゴヴィンダ以外では意味ないが、一件落着だとジェダイに悟らせる。

そしてティラナスにチップを送り始末させて、ジェダイの手に渡らない様に証拠隠滅する。チップにオーダー66がインプットされている事をジェダイは気付かないのでオーダー６６が突き止められることはなかった。チップを摘出したら、クローンは死ぬので確かめられることもない。