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注目

デススター建造長期化に腹立つ皇帝

ゲイレン・アーソのせいでデススター完成は遠のいていました。 実は技術的な問題でなく、人為的な問題だったのです。 皇帝の不満はターキンに向けられ、ターキンの不満はクレニック長官に向けられる。 皇帝はデススターの実態が暴かれる事を恐れていた。 デススターほどの巨大な機密体制を長期間維持するのは、困難だったのです。 惑星を丸ごと破壊するような大がかりな宇宙ステーションだから、関わる資源も人員も膨大です。元老院は勘づいていた。 クレニックは機密をなんとしても維持することに神経を尖らせた。 ターキンに警告されます、皇帝の忍耐の限界。 デススターの機密に違法にアクセスしたISBのデドラ・ミーロが浮かびます。 どうやらISBの重要ターゲット、アクシスの正体を突き止めた。 デススターの巨大な機密が邪魔しており、ISBは長年、アクシスを特定できなかったのです。 クレニックにとって、アクシスなどどうでもよかった。 それよりもデススターの機密が漏洩したのが許せない。徹底して隠蔽します。 しかし見方を変えれば、巨大な機密がインテリジェンス体制の弊害になっていたことを意味します。アクシス以外にも様々な問題が生じているでしょう。 デススターが破壊されない限り、解決できません。 惑星を丸ごと破壊したい皇帝の夢をかなえる筈が、帝国の足枷になっていた。 機密は小規模で細分化、短期間で効力を失う方がいい気がします。

戦艦武蔵とデススター。

かつて日本軍は太平洋上の多くの島々に侵攻して日米開戦に発展しました。この状況を打開して戦況を変えるために米国は必死に戦略を練り上げます。太平洋の全域で勝利
するには制空権を確実にすることを決めます。それまでの対艦巨砲主義では、まず制海権を握ることが重要視されていましたが、真珠湾攻撃の教訓として航空機による空からの爆撃が効果的に標準を無力化できることが実証されました。何より航続距離が長い航空機が実現できたら、コスト面でも圧倒的に今までの戦艦に勝ります。そうした分析により空母と艦載機の大規模な配備に舵を切ります。
対して、日本軍大本営は真珠湾攻撃の成功に酔いしれていましたが、成功の要因を自覚していなかったのかもしれません。迅速に敵陣の上空に編隊を展開して制空権を握り爆撃投下したこと、つまり航空機による次世代の戦闘手法がこれから主流になっていくことに気づかなかったのです。だから米軍の空母を全く破壊しなかったことは問題になりませんでした。
そこで対艦巨砲主義のノウハウを用いて武蔵や大和といった超巨大戦艦を国力を総動員して建造します。これらは強固な装甲で守りを固め、中で大量に備えた弾薬で大砲を撃ち敵の戦艦を攻撃する設計思想でした。対照的に真珠湾成功の要因だった航空機の運用には予算をあまり使いませんでした。また、米軍の空母を攻撃対象にすることも重要視されませんでした。

そしてグラマン製の大量の航空機が武蔵にピンポイント爆撃を集中して行います。一発の魚雷なら当然、武蔵の装甲なら耐えられますが何十発も食らうと装甲のリベットが外れ隙間から浸水していきます。遠距離からの大砲に耐えるよう設計されていたので近距離からの過度な攻撃は想定外でした。最高機密にまでして国力を酷使して開発した武蔵はせっかくの能力を発揮できないまま、沈没してしまったのです。仮に武蔵の大砲を使うにしても標的は遥か遠くの空母なので事実不可能です。最悪なことに中で厳重に守られていた弾薬に引火して水中で内部から大規模爆発します。
同じように大和も沈没し残された国力はわずかです。
「絶対に沈まない、負けない」という曖昧な精神論で戦った結果、現実的、理論的に考える米国に負けたのです。単に物量的要因ではないのです。


さてスターウォーズの世界でもデススターを支持する帝国は曖昧な精神論で反乱軍と戦いました。それをヴェイダーは警戒します。所詮は人間が作り、完璧無敵ではないと主張しています。なにしろ、子供の頃(EP1)に通商連合の司令塔を内部から破壊した強者ですからね。

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