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スケルトン・クルー 第三話 感想(ネタバレ注意)

新ドラマが始動!さすがビジュアルは美しく、脚本も素晴らしい。 スピード、テンポもよく、視聴者を銀河に旅させてくれる。 ⚪︎アト・アティン 裕福な金融都市だと思われます。 建物が頑丈で新共和国の金庫ではないか。保安上、座標が明かされない。 従って海賊のターゲットにされる。シュードロウも狙っている。 まさかそんな星が実在するとは思いもしなかった。 空港がなく、上空に船が飛んでいない。孤立しているのです。 アト・アティンの人々は、自分たちがどれ程裕福か自覚していない。 ウィムは旅行に行ったことがないのでしょうか?行けないのでしょうか?(自由奔放な所がハンソロみたいだ) お昼代にしては、子供に持たせるようなクレジットの額ではないです。 裕福な癖に家庭で宇宙船を所有していない。 親たちは自ら助けに行こうとしない、ドロイド任せ。 まさかハイパージャンプしていくとは思いもしなかった アト・アティンの存在を銀河に知られてはまずい為、捜索願を出せないのです。 困りました。 ⚪︎スキピオの教訓 戦時中、共和国は銀行を国有化しました。スキピオが攻撃下に置かれ、 共和国と分離主義の預金が危機的状況だったのです。 新共和国はこれを教訓に、金庫の場所を伏せる事にした。 それがアト・アティン

ローグワンでのヴェイダー

かつてルーカス監督は旧三部作完成時、世間の評判に驚嘆する反面、嘆いていました。
ルーカス自身が想像した以上にダースヴェイダーが恐怖の象徴として観客に受け止められてしまったからです。

ルーカス監督の頭の中では、ダースヴェイダーは過去に様々な経験を通して 皇帝に人格を歪められた悲劇の主人公という設定でした。つまり愛への執着、好奇心、類い稀な想像力、行動力、そして権力への渇望です。これはお分かりの通り、銀河共和国が帝国に変貌する上で欠かすことの出来ない要素です。ヴェイダーは全てを失ったアナキンスカイウォーカーの悲劇の産物であり、皇帝に権力を約束された錯覚を抱くサイボーグです。対してマスターのパルパティーンは皇帝という称号、銀河帝国最高の権力、大勢の部下(元老院議員、将校、尋問官)、銀河最大規模の兵力の最高指揮権、元老院の解散権、ジェダイ聖堂、銀河最大規模の兵器デススターや戦艦、そして本当の愛弟子ヴェイダーを手に入れました。ヴェイダーは皇帝の座を手に入れたくて、誰か自分の弟子が出現しないか忍耐強く表面上は皇帝の良きコマになります。全ては皇帝を裏切り、
皇帝の全てを奪うために。

こうしたことを想像していたルーカス監督は何年も脚本、バッグストーリーを熟考して新三部作を全身全霊で創り上げます。ヴェイダーの人格を形成するに至った経緯、理由、原因を共和国という民主主義の敗北のテーマとともに映画の主題に設定しました。

しかし、ダースヴェイダーを旧三部作で観てきたオールドファンには賛否両論でした。
共和国の政治が退屈というのが妥当ですが、幼きアナキンの設定に納得できない等です。
無理もありません!ヴェイダーは何人の人間を絞め殺して、何本か腕を切ってきたのですから。
そう思えば、ルーカス監督の新三部作は難解すぎ、熟考され過ぎだったかが伺えます。
とはいえ、新三部作は最新の映像技術を駆使した事もあり新しい世代のファン獲得には成功しています。

さてローグワンのギャレス監督は根っからのオールドファンです。彼も恐怖の象徴ヴェイダーに魅了されました。新三部作の世間における評判をじっくり分析したディズニーらしい起用と言えます。まさしく再びダースヴェイダーを暴れさせてオールドファンを熱狂させる魂胆ですよね。
ルーカスがディズニーの方針に賛同したか定かではありませんが。
そこでローグワンでは切断された手足、火傷や傷跡、負傷した内臓をバクタ湯で治療されるシーンが映像化されたわけです。これを観て、「えっ?これアナキン?」と思う人や「えっ?ヴェイダーってこんなグロデスクだったの?」と思う人など様々です。確かに言えることは”どうしてこうなったか?何が彼を生かしているか?”というスターウォーズの根本に通じるテーマです。その好奇心に誘われスターウォーズの知識が派生すると思います。これこそルーカスの狙いではないでしょうか。極端な話、ディズニーに会社を売却するまで熟考していた事かもしれません。さすがルーカス監督です。


そういえば、劇場でラストシーンに興奮する子供がいたような。まさに”新世代”ですよね!

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