ファーストオーダーはレジスタンスに加担する新共和国を一網打尽にしようと画策していました。
帝国の時代に停戦協定に署名したので限られた人員と資材、財産で実現するしかありません。
停戦協定に署名した帝国を目の当たりにした銀河の人々はデススターやエクゼクター級のような兵器の出現は絶対にありえないとタカをくくっていました。
ダークサイドは影に潜伏して復活の機会を伺っていました。ファーストオーダーの台頭です。
帝国の終焉で多くの兵器、造船会社が赤字に陥っていました。こうした企業は軍産複合体の壊滅と同時に発注者を見つけることに必死でした。皇帝の負の遺産
です。
この発注者になったのがファーストオーダーなのです。顧客になる代わりに極秘に軍産複合体を再編することを約束させます。こうして様々な違法のプロジェクトが進行していきます。
その一つがスターキラー基地です。
かつて第一デススターの20年もかけて完成した時間リスクを帝国の子孫たちは忘れていませんでした。まさか設計者ゲイレンアーソが長引かせていることは知りませんでした。従って何故第二デススターがあんな短期間で完成したか想像できませんでした。そこで限られた資源を有効に利用する案が浮上します。カイバークリスタルを使って一からエネルギーを発生させるのではなく、太陽エネルギーを集めて惑星兵器に転換する方法です。もし実現できれば小さな惑星で少ない人員を使って短期間で開発できます。誰もが理論上の空言だと言っていましたが、テクノロジーの発達によって可能になったのです。惑星なので移動できない欠点がありましたが、思ったより早くスターキラー基地は完成しました。当然、早く新共和国の首都をターゲットに破壊したいはずです。しかし、ファーストオーダー上層部からは発射のゴーサインはでませんでした。スターキラー基地の発射に期待する全てのストームトルーパーの士気を高め、レジスタンスとの戦いにおいて最後の切り札にしたかったのです。また、発射が失敗しないように技術者によるメンテナンスを徹底します。そもそも実験上のテクノロジーですから。
そして遂にコアの新共和国の首都を一気に破壊、念願の復習を果たします！
コアに発射した時点でスターキラー基地が公になるわけですから絶対に失敗できませんでした。
このターゲットの選定にもファーストオーダーのしたたかな計算がありました。
コルサントを残したのです。いずれコルサントを支配下に置き、集権政治を再び復活させたいのでしょうか？かつて旧共和国があったコルサントなら容易です。
この計画を立案、支持した影の最高指導者はこの基地にはいません。遠隔指示していたのです。
もしかしたらスノークはコルサントにいたのではないでしょうか？