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注目

スローンは皇帝の疲労を見抜いていた

帝国は疲れていました。 体制維持につぎ込む膨大なコストに悩まされていたのです。 そもそも旧共和国の衰退期に、戦時下の中、急遽構築された国家であり、 戦後もそれを継続するのは無理があったのです。 皇帝の疲労は隠蔽され、体制維持につぎ込むコストは途切れませんでした。 スローン大提督は見抜いていた。 不効率で巨大な戦争マシンは長生きしない。 皇帝一人に権限が集中する原理が、疲労の根源です。 しかし皇帝に権力を手放すことは進言できない、帝国の体制に関わる。 結局、皇帝と右腕は倒され、帝国はあっけなく崩壊します。 スローンの見抜いた通りになります。 皇帝の死が体制維持につぎ込むコストを停止した。 従って、スローンは第二の皇帝にはなりたくない。ならない方がいい。 疲れない帝国、次世代の帝国を目指します。帝国の欠陥を克服する。 長生きする次世代の帝国。 体制維持につぎ込むコストを削減する一番の方法は、 国家運営を新共和国に負担させて、押し付けることです。 この際、安全保障に特化した軍事組織にすべきです。 つまり帝国のような国家でないのです。 疲労からの解放は、機動的で機敏、軽量、即応的になれます。 帝国はクローン戦争の絶対的勝利で生まれましたが、 ファースト・オーダーは、帝国の敗北で生まれます。

SFタイファイターと零戦。

皇帝が生きていた頃の帝国はとにかく銀河で最大級の物量を誇る軍隊でした。
兵士一人一人に己の命よりも敵を攻撃することを徹底的に教育していました。
これは皇帝陛下のためなら、命を投げ出すぐらいの覚悟で任務を実行することを意味します。
この代表例がタイファイターです。シールド無しで無防備ながら、機動性抜群の軽い戦闘機です。
助かりたいなら、生き延びたいなら、敵が攻撃する前に敵を
攻撃するというドクトリンです。

対して、反乱軍は数少ないパイロットの生存率を高めるためにXウィングに強力なシールドを搭載させました。機体は大型になり、アストロメクドロイドやプロトン魚雷、ハイパードライブなど装備が充実します。これはXウィングを単に戦闘に参加するだけではなく、偵察任務や護衛任務、情報収集など多目的な用途に利用可能になります。

前者は低コスト、大量生産。後者はコスト高、少生産です。
どちらもメリッデメリットがありますが、歴史は後者が正しいことを実証しています。
かつて太平洋戦争で米軍のグラマンと日本軍の零戦は熾烈に戦い、太平洋の制空権を賭けていました。零戦はパイロットの防弾プレートを無くすことで機体を大幅に軽くして驚異的な機動力を実現、グラマンを次々に撃退します。一方グラマンはパイロットの生存率を優先、それを実現するためにエンジンを強力にします。
これから考えられるのはパイロットを養成するのにも長い時間、コストがかかるということです。パイロット無しではどんな高性能な機体も意味がありません。それらを総合的に考えた結果、エンジンを強力にしたグラマンに軍杯が上がったのです。
ちなみに戦いが長期化するとエンジンのコストも大量生産により安く、機体の機動性も向上します。
実は勝利のレシピは時間とコストのバランスで導かれるのです。

さて、 ファーストオーダー台頭でテクノロジーの発達により、昔と同じ大きさや性能のハードウェアが今ではかなり安くなりました。ハイパードライブやシールド、プロトン魚雷などです。
言い換えれば昔と同じ予算をかければ、かなりの性能アップが実現できるのです。こうして遂にタイファイターにシールドとハイパードライブが搭載されたのです!
勿論、脱出装置も標準化されます。

帝国軍の頃よりパイロットの生存を優先にした新しい戦術が考案されていきます。

互角にレジスタンスと戦えるようになったのです。

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