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注目

デススター建造長期化に腹立つ皇帝

ゲイレン・アーソのせいでデススター完成は遠のいていました。 実は技術的な問題でなく、人為的な問題だったのです。 皇帝の不満はターキンに向けられ、ターキンの不満はクレニック長官に向けられる。 皇帝はデススターの実態が暴かれる事を恐れていた。 デススターほどの巨大な機密体制を長期間維持するのは、困難だったのです。 惑星を丸ごと破壊するような大がかりな宇宙ステーションだから、関わる資源も人員も膨大です。元老院は勘づいていた。 クレニックは機密をなんとしても維持することに神経を尖らせた。 ターキンに警告されます、皇帝の忍耐の限界。 デススターの機密に違法にアクセスしたISBのデドラ・ミーロが浮かびます。 どうやらISBの重要ターゲット、アクシスの正体を突き止めた。 デススターの巨大な機密が邪魔しており、ISBは長年、アクシスを特定できなかったのです。 クレニックにとって、アクシスなどどうでもよかった。 それよりもデススターの機密が漏洩したのが許せない。徹底して隠蔽します。 しかし見方を変えれば、巨大な機密がインテリジェンス体制の弊害になっていたことを意味します。アクシス以外にも様々な問題が生じているでしょう。 デススターが破壊されない限り、解決できません。 惑星を丸ごと破壊したい皇帝の夢をかなえる筈が、帝国の足枷になっていた。 機密は小規模で細分化、短期間で効力を失う方がいい気がします。

スターキラー基地:制作期間の短縮

ここ数年のスターウォーズの公開スケジュールには本当に脱帽します!一年間隔で新作が劇場公開されるので、とてつもない社会現象が起きました。正直申しまして、書籍を読んでスターウォーズを勉強する私には、キツイです。書籍が揃い、本編をじっくり見るやり方にこだわっています。

10年前のプリクエル公開時はこのやり方でもキツクなかったんです。三年毎に新作を公開するルーカス監督のスタンスは、観客にとってゆとりがありました。
制作期間を長く設定する事で制作陣の負担が軽減され、じっくりクオリティの高い作品に仕上がり、観客の満足を引き出す高水準な映像作品を生み出せました。
実際に時代の最先端技術を莫大な資金で
投入、制作されたプリクエルは映像美に溢れています。


それから10年、テクノロジーの進化により、世界の情報、物流、経済、金融、娯楽のスピードは飛躍的に速まりました。情報技術の要である処理プロセッサーは低価格、小型化、軽量、高速になり、私たちの一般社会にコンピューティングが広く普及しました。
それに伴い、娯楽映画に一般大衆が要求するようになったのは、速い新作公開へのニーズと手軽に作品を見るニーズです。この点はハリウッドを始め映画業界が感づいており、短期間で莫大な利益をもたらす為に制作期間の短縮が課題になります。

高性能なプロセッサを使い、専門的な人員を増やし、一気に巨額な投資をする..誰でも、そう考えます。しかしながら、ルーカスに選ばれたJJエイブラムスは、凡人には考えられない発想でこの課題を乗り越えようとします。

「コルサントのような首都惑星を一気に破壊してしまおう!」

プリクエルの頃はCGアニメーション制作において、首都惑星コルサントの映像化は当時のコンピュータでも負担がありました。劇中にあるコルサントの登場時間が短いにも関わらず、クオリティの高いコルサントに仕上げることはルーカス監督の悲願。三年間の猶予の間、コルサントの映像化に必要な時間は長かったようです。
10年後同じように映像化するべく(ポズニアンプライム)、ルーカスはJJに要求しましたが、
ディズニーの提示する公開スケジュールに間に合わせるには、リスクが高かったのです。

そこで脚本執筆の段階で首都惑星をファーストオーダーの新兵器「スターキラー」で丸ごと破壊する案をディズニー幹部は了承します。

これで制作陣の負担軽減と新しいニーズ実現をJJの見事なアイデアで簡単に解決します。

脚本の力恐るべしです。

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