スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

スローンは皇帝の疲労を見抜いていた

帝国は疲れていました。 体制維持につぎ込む膨大なコストに悩まされていたのです。 そもそも旧共和国の衰退期に、戦時下の中、急遽構築された国家であり、 戦後もそれを継続するのは無理があったのです。 皇帝の疲労は隠蔽され、体制維持につぎ込むコストは途切れませんでした。 スローン大提督は見抜いていた。 不効率で巨大な戦争マシンは長生きしない。 皇帝一人に権限が集中する原理が、疲労の根源です。 しかし皇帝に権力を手放すことは進言できない、帝国の体制に関わる。 結局、皇帝と右腕は倒され、帝国はあっけなく崩壊します。 スローンの見抜いた通りになります。 皇帝の死が体制維持につぎ込むコストを停止した。 従って、スローンは第二の皇帝にはなりたくない。ならない方がいい。 疲れない帝国、次世代の帝国を目指します。帝国の欠陥を克服する。 長生きする次世代の帝国。 体制維持につぎ込むコストを削減する一番の方法は、 国家運営を新共和国に負担させて、押し付けることです。 この際、安全保障に特化した軍事組織にすべきです。 つまり帝国のような国家でないのです。 疲労からの解放は、機動的で機敏、軽量、即応的になれます。 帝国はクローン戦争の絶対的勝利で生まれましたが、 ファースト・オーダーは、帝国の敗北で生まれます。

スターキラー基地:制作期間の短縮

ここ数年のスターウォーズの公開スケジュールには本当に脱帽します!一年間隔で新作が劇場公開されるので、とてつもない社会現象が起きました。正直申しまして、書籍を読んでスターウォーズを勉強する私には、キツイです。書籍が揃い、本編をじっくり見るやり方にこだわっています。

10年前のプリクエル公開時はこのやり方でもキツクなかったんです。三年毎に新作を公開するルーカス監督のスタンスは、観客にとってゆとりがありました。
制作期間を長く設定する事で制作陣の負担が軽減され、じっくりクオリティの高い作品に仕上がり、観客の満足を引き出す高水準な映像作品を生み出せました。
実際に時代の最先端技術を莫大な資金で
投入、制作されたプリクエルは映像美に溢れています。


それから10年、テクノロジーの進化により、世界の情報、物流、経済、金融、娯楽のスピードは飛躍的に速まりました。情報技術の要である処理プロセッサーは低価格、小型化、軽量、高速になり、私たちの一般社会にコンピューティングが広く普及しました。
それに伴い、娯楽映画に一般大衆が要求するようになったのは、速い新作公開へのニーズと手軽に作品を見るニーズです。この点はハリウッドを始め映画業界が感づいており、短期間で莫大な利益をもたらす為に制作期間の短縮が課題になります。

高性能なプロセッサを使い、専門的な人員を増やし、一気に巨額な投資をする..誰でも、そう考えます。しかしながら、ルーカスに選ばれたJJエイブラムスは、凡人には考えられない発想でこの課題を乗り越えようとします。

「コルサントのような首都惑星を一気に破壊してしまおう!」

プリクエルの頃はCGアニメーション制作において、首都惑星コルサントの映像化は当時のコンピュータでも負担がありました。劇中にあるコルサントの登場時間が短いにも関わらず、クオリティの高いコルサントに仕上げることはルーカス監督の悲願。三年間の猶予の間、コルサントの映像化に必要な時間は長かったようです。
10年後同じように映像化するべく(ポズニアンプライム)、ルーカスはJJに要求しましたが、
ディズニーの提示する公開スケジュールに間に合わせるには、リスクが高かったのです。

そこで脚本執筆の段階で首都惑星をファーストオーダーの新兵器「スターキラー」で丸ごと破壊する案をディズニー幹部は了承します。

これで制作陣の負担軽減と新しいニーズ実現をJJの見事なアイデアで簡単に解決します。

脚本の力恐るべしです。

人気の投稿