スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

スローンは皇帝の疲労を見抜いていた

帝国は疲れていました。 体制維持につぎ込む膨大なコストに悩まされていたのです。 そもそも旧共和国の衰退期に、戦時下の中、急遽構築された国家であり、 戦後もそれを継続するのは無理があったのです。 皇帝の疲労は隠蔽され、体制維持につぎ込むコストは途切れませんでした。 スローン大提督は見抜いていた。 不効率で巨大な戦争マシンは長生きしない。 皇帝一人に権限が集中する原理が、疲労の根源です。 しかし皇帝に権力を手放すことは進言できない、帝国の体制に関わる。 結局、皇帝と右腕は倒され、帝国はあっけなく崩壊します。 スローンの見抜いた通りになります。 皇帝の死が体制維持につぎ込むコストを停止した。 従って、スローンは第二の皇帝にはなりたくない。ならない方がいい。 疲れない帝国、次世代の帝国を目指します。帝国の欠陥を克服する。 長生きする次世代の帝国。 体制維持につぎ込むコストを削減する一番の方法は、 国家運営を新共和国に負担させて、押し付けることです。 この際、安全保障に特化した軍事組織にすべきです。 つまり帝国のような国家でないのです。 疲労からの解放は、機動的で機敏、軽量、即応的になれます。 帝国はクローン戦争の絶対的勝利で生まれましたが、 ファースト・オーダーは、帝国の敗北で生まれます。

シークエルトリロジーは画質クオリティが落ちているのか?

私と同世代のファンからは、フォースの覚醒、最後のジェダイは、映像の完成度が落ちているのではないか?という意見を目にします。
確かにジョージルーカス監督が主導したプリクエルトリロジーは、当時の映画業界において最先端技術を投入した最高品質のSF映画でした。当然、公開まで多くの時間を割いていました。

その延長戦でシークエルトリロジーを制作した方がよかったのではないかというわけです。

しかし、
フォースの覚醒、最後のジェダイは制作段階において、短期的に手抜きしていた訳ではありません。彼らプロの制作陣は次世代の映像技術を意識しているのです。それは単にクオリティの高い映像を観客に提供することだけではなく、作品を見る体験そのものを考慮する必要があります。

スマホやタブレッドの登場、 SNSによる映画制作の民主化、そして再生回数やディスプレイの進化、ダウンロードストリーミングの可能性です。

例えばプリクエルをスマホで見たとしましょう。確かに映像が綺麗ですが、ダウンロード速度が追いつくとは限りません。どこにいても通信速度や通信環境が維持できるとも限りません。
見る前に本編をダウンロードするにも、時間コストがかかり疲れてしまいます。
映画館で観た映像美を再現できるには、技術的な制約がつきまとうのです。

これを解決するには通信端末の進化や5Gなどの次世代のインフラを拡充する必要があります。
同時に本編の制作段階から、視聴ニーズに応じた映像を作る方が、理にかなっていると考えられました。数回だけ観る劇場の大スクリーン向けを前提に制作するのではなく、何回も様々な機器で見る個人的多様な楽しみ方を想定して作ろうという試みです。

具体的には圧縮しやすいデジタル映像、映像テンポのスピードや様々なディスプレイに均等に見える色彩、解像度、コントラスト、俳優の立ち位置、印象的なコンセプトアートの採用、照明の当て方、フィルムの種類の検討、カメラドアップの検討..などです。

その成果がシークエルトリロジーです。実際に制作する上でプリクエル時代のクオリティは過剰だと見なされます。小さな画面で見るには繊細すぎて、シーン の構図が複雑になり過ぎたのです。プリクエル制作時にアニメーターを総動員した制作方法は時代に合わないと見なされた。そこでクオリティ緩和に至ったと考えられます。
数年後には正しい決断だったと評価されるでしょう。

スターウォーズは映像業界を牽引する映画です。映像技術の延長線を追求するのではなく、娯楽の体験そのものを重視する事も大切です。


人気の投稿