映画監督JJエイブラムスは、十年間の空白を得て再びスターウォーズ がヒットさせました。フォースの覚醒でスターウォーズ を原点回帰させ、シンプルで明快な作りは多くの支持を集めました。
流石にルーカス監督が見込んだ男です。やっぱりユダヤ系って凄いですね。彼の手腕はいろいろ称賛されています。私が称賛する点はストームトルーパーのヘルメットを刷新した事です。 被る俳優が前を見やすくなったのです。
スターウォーズの作品は常に当時の最新技術を踏襲
しています。これはルーカスが決めた事です。ルーカスの想像力に技術が追いつかないのは周知の通り。当時はCGでないので、ジャンプするヨーダのショットを撮影できない事やコルサントの様な大規模なセットを作成できなかった事、ストームトルーパーのヘルメットの問題も挙げられます。
帝国軍兵士のヘルメットは検討に検討を重ねデザインさせましたが、バイザーが目に当たりづらく前が見えにくい、実用的な問題に直面しました。デザインを優先させなければ、平凡な形状になってしまうので、結局この問題は解決されませんでした。
それから映画制作の技術が飛躍的に向上して、ルーカスはプリクエルの制作に着手します。CGの登場で、彼を悩ませ続けたヘルメット問題をようやく解決できる目処が立ったのです!その解決方法とは俳優がヘルメットと戦闘アーマーを着用するのではなく、兵士自体をCGで描いてしまおうという斬新な案です。人間がヘルメットをかぶる必要がない、つまり前が見にくい形状でも構わない訳です。斬新な形状を採用できるので、デザインの幅が広まりました!クローントルーパーの誕生です。ジャンゴフェットとストームトルーパーの中間にあたる共和国軍の兵士はクローン戦争を象徴するキャラクターに成長します。
ルーカスは大変満足だったようですが、このデザインは賛否両論でした。確かにデザインは圧巻の出来栄えでしたが、実用性を完全に捨てているので、コスプレには向かないという辛辣な意見もありました。
そしてルーカスを継いだJJはこの問題を真剣に捉えます。CG技術ばかり頼らず、ヘルメットのハードその物を最新技術で改良できないか検討します。実用的な問題を克服できれば、俳優が着用してトルーパーを演じられるので、原点回帰の可能性が広まります。コスプレヤーも大変満足です。ボイエガ君も演じやすかったでしょう。
CG技術の延長線ばかり追い求めるのではなく、小道具、衣装、セットのようなハード面にもテクノロジーを投資する試みは正しかったのです。