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バッドバッチ 第十五話 感想(ネタバレ注意)
今週のエピソードも終盤追い上げで大変評判がいいです。なんとシーズン2の配信も発表され、事実上バッドバッチは成功しました!さすがフィローニ監督。
クロスヘアと不良分隊の再会に目が離せませんでした。クロスヘアも行動抑制チップを摘出、自らの意思で帝国に仕えていた様です。それを知ったハンターは意外に受け止めます。クロスヘアと違い、ハンターは帝国の本性を見抜いています。全てのクローンは用済みであり、間もなく帝国に始末されると。しかしクロスヘアは、自分たちクローンフォース99は特別な存在であり、他の標準クローンとより優れているから、帝国に必要とされていると考えていました。しかしその実態は民間人や帝国に都合の悪い要人の暗殺、破壊工作など汚い任務です。確かにクロスヘアの言う通り、ただ命令に従っていれば楽ですが、 これまで信じていた大義に反します。もしかしたら暗殺ドロイドと変わりなくなります。
「お前は帝国に利用されている、お前の能力が間違った目的で使われているだけだ、命令に従いたくない時は絶対に来る、お前はドロイドではないからな。その時帝国にあっさり消されるぞ。実は帝国は俺たちを命令を遂行するドロイドと同じように軽視している。クローンより人間の方が優越される。そんなの許せるか?」
ターキンはランパート中将にティポカシティへの爆撃を許可します。おそらく皇帝もコルサントで見物していると思われます。遂にカミーノに対する帝国の報復、クローン戦争の戦後処理を実行させたのです。戦時中、皇帝は共和国の財政圧迫にイライラしていました。カミーノ政府の要求するクローン製造費は巨額な負担に膨れ上がりました。クローンが必要な以上、共和国は支払うしかなかった。つまりクローンウォーズ計画の仕組みに付け込んでかなりの私腹を肥やしていたのです。ターキンはこの皇帝の愚痴を聞き、カミーノに対する爆撃を提案したと思われます。そこで皇帝は、カミーノ人の有する高度なクローンDNA技術や資産を奪い、さもティポカシティと一緒に破壊されたかのように工作する事を思い付いた。皇帝が今後クローン技術で何をしたいか不明ですが、自身の完璧なクローンを作らせる、死人を蘇らせる、不死を可能にするとか怪しい事をさせそうです。カミーノから退避させたカミーノアン、生き残ったクローン、クローン資産の場所は極秘扱いとなります。いずれ帝国によるティポカシティの破壊が銀河中に公開されたら、銀河市民は同じ事をされると震えます。上空に展開するヴェネターは市民を防衛する目的ですが、実際はいつでも兵器を投下できると脅しているだけです。銀河市民が疑問に感じる事があります、帝国は何故ジェダイ聖堂を爆撃しないのか?
続々とTKトルーパーに志願していき帝国は兵力を更に増強していきます。老朽化した兵器は短期間で更新され、カミーノ以外の兵器産業は引き続き膨張していきます。ターキン・ドクトリンが具体化します。
不良分隊がシドに預けたクローンコマンドのグレガーは何か握っていると思うのですが。最終回レックスの登場も楽しみです。多分えっここで終わらないでよ!という感じでシーズン2に誘導されるでしょう。