スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

アコライト 第五話 感想(ネタバレ注意)

⚪︎シス卿現る シスは1000年の間、姿を隠し密かに潜伏していたが、この件でジェダイの前に姿を現す。秘密主義の掟を破ったのだ。明らかにリスクの高い行動である。 こうなった以上、ジェダイを全員始末するしかない。 カイミールという身分で偽っており、ジェダイに対する嫌悪感を抱いていたが、弟子のメイにも正体を明かす事となった。メイを二重で欺き、マスターへの忠誠を試していたのである。そして嘘をつかせない。嘘をついたとしても見抜ける。 ジェダイを戦闘で打ち負かしても、戦略的には負けたと思う。明らかに失態だ。ジェダイを死なせてはいけないんだよ! 自らを犠牲に仮面を破壊したパワダン、ジェキ・ロンに賛辞を送りたい。 マスター達がシスと戦っている間、メイを逮捕するなど戦場全体を俯瞰して行動できている。 ⚪︎評議会に報告するしかないが これだけジェダイの死傷者がいる以上、評議会に知らせず内々に処理するのは無理な気がする。子供のパダワンを含む犠牲をヨーダは感じているだろう。 しかしEP1になってシスが姿を現し存在が表面化した事実と矛盾する。 おそらくマスターソルは評議会に報告したくてもできないのではないか?コルサントに帰れない? シスがこの事態を隠蔽するには、ソルが帰るのに乗る船を破壊するのがいい。現地住民はいない。他に目撃者はいない。 ⚪︎ライトセーバーの性能 ジェダイ一行はシスと過激で熾烈な戦闘を繰り広げる。 この時代のライトセーバーはよく故障する。対ブラスターに重点をおき、対セーバー戦を想定していないので、パワーセルの電力が弱いと思われる。 一方のシスは、対セーバーを前提に作られているらしく、非常に高性能だ。 ⚪︎シスのフォーム カイミールの振り方は、明らかにダースシディアスの習得する型と似ている。暴力的でジェダイを出し抜く戦闘技術だ。 しかしどうやらジェダイの武芸には通じていないらしい。 おそらくカイミールは、のちのモールのように戦闘ドロイドを相手に訓練していたと思う。生身の相手よりマシンの方が冷酷だ。 ⚪︎ソルの反省 唯一の生き残りソルは、暗黒面に落ちかけた。復讐や怒りをジェダイは禁止している。 仲間の死体をその場に捨てている。執着は禁止されているからだ。 踏み止まれたオーシャに感謝している。オーシャは今ジェダイではないが、パダワンでよかった。

ジェダイを裏切った代償について



1000年前、共和国元老院の創設にはジェダイ騎士団が全面的に協力しました。何年経っても機能する銀河最大の政府機関を作る上で、ジェダイの提案、助言は本当に貴重でした。ジェダイは並の種族を超越した能力、フォースを用いて民主主義に尽くしていたのです。従って優れた憲法と法律の制定を成し遂げ、それから共和国は繁栄します。銀河共和国は多くの種族を有している訳ですから、それぞれ思考形態や傾向、権力についての考えなど様々です。一つの政府機関の中でまとまって議論できるように共和国が機能していたと思うと、とても感嘆します。


歴代の最高議長は、公益国益に邁進しました。しかし流石に問題や課題、想定外の事態に直面して、悩み事もあります。所詮人間ですから。そこでフォースを使えるジェダイに協力と助言を仰ぎました。ジェダイは驚くべき解決手段を提案して、元老院を支えました。引き換えに報酬として多くの特権を与えられました。


ジェダイは自分達ほど元老院を知り尽くしている組織はないと自信を持っていましたが、唯一 世間には言えない不安要素がありました。騎士団から派生したシス卿です。ジェダイの弱点を知る即ち元老院の弱点を知っています。その継承者がダースプレイガスです。シスは闇に潜伏して元老院の弱点を継承し、時代の変化に翻弄される共和国を悪賢い目で観察していました。

プレイガスは、表の仮面マジスターダマスクを利用してジェダイと友好関係を築きます。そうすればジェダイと元老院の弱点について深く分析できます。ジェダイは一万人近くいますが、シス二人では無理があります。だからこそ表向きジェダイを味方に付ける必要があると、弟子のシディアスに伝授しました。口が固ければ、ジェダイでさえもつい明かしてしまうのです。


彼らの友人サイフォディアスとドゥークーは数々の情報を提供してくれました。サイフォディアスが主張した事は、1000年続いた共和国は限界に差し掛かり、古くなった憲法の抜本的改正を要する事、国家の存続を揺るがす非常時に独裁者を生んでしまう危険性を警告しました。しかし騎士団はあぐらをかき、その危険性を見過ごしていると言ってしまいました。ジェダイの力に限界がある事を認めたのです。プレイガスはシディアスと共にこれらを悪用する気でした。シスの大いなる計画はジェダイの助言なしには実現できなかったのです。それでもシディアスは満足しませんでした。シディアスの最大のターゲットは、マスターヨーダでした。騎士団の中で最も長生きした経験深く賢いジェダイです。最高議長パルパティーンの仮面を手に入れたシディアスは、ヨーダとメイスウィンドウとの関係を密にします。


共和国が分裂している状況において、正規の軍隊を保有すべきか否か話し、来るべき時に備え非常時大権を成立させる法整備を水面化で進めました。強引な法整備でしたが、ジェダイの力を借ります。ジェダイ抜きには非常時大権は実現しなかったかもしれません。


その後は、生前プレイガスが準備したクローン軍を突如出現させて、シスのドミノ倒しが始まります。史上初の危機的状況に陥ります。パルパティーンは共和国民の安全を保証する為に、共和国のルールを改定していきます。1000年前にジェダイが作り上げた憲法が、1000年後シスによって短期間で改竄されていったのです。生前サイフォディアスが言っていた事は事実であり、それを教えてくれたプレイガスをシディアスは賞賛します。



日々激化していく戦況において、ヨーダとメイスの主張は重要で、戦況を長引かせる為に悪用すればいいのです。だから、なるべくジェダイを生かしました。

中央集権を加速する為に騎士団の能力を最大限に引き出すパルパティーン。

ジェダイの能力を急速に吸収するシス。こんな皮肉があるでしょうか?


帝国が完成する最終段階で、皇帝に即位したシディアスは騎士団を葬ります。一瞬でした。

シスは長年のライバルを倒しましたが、それには代償も伴いました。今後、ジェダイの助言を聞けないのです。共和国末期の複雑な時代に比べれば、独裁制の帝国の方が運営しやすいですが、パルパティーン皇帝という人間一人の能力には限りがあります。そこでダークサイドのフォースを集中させました。


人気の投稿