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シスエターナルの分析:オーダー66
エクセゴルでファーストオーダー計画を立案する際、シスの陰謀を検証する事は大変有益でした。
陰謀の中心でダークサイドの力を集中させていたのは、ダースシディアスです。
シディアスの最大の功績は、共和国を帝国に再編させた偉業より、ジェダイを一瞬で滅ぼした事
です。千年間、民主主義を守って維持、繁栄させたライトサイドの集団を滅ぼした事実に、シスエターナルは驚愕していました。
その詳細をダースシディアス本人から聞き出す為に、皇帝を死から蘇らそうとしたとも言えます。
それまでシスエターナルは徹底してオーダー66について調べます。
オーダー66の命令を実行したのは、共和国軍の主体クローントルーパーです。
ジェダイと軍事行動を共にして、強烈な信頼関係にあったクローントルーパー。
なぜ彼らに一瞬でオーダー66を遂行させられたのか? これはシスエターナルの最大の疑問でした。クローントルーパーは殆ど寿命を迎え死に絶え、製造した政府のカミーノは帝国に破壊されたからです。(残ったクローンはボバとオメガだけ)
オーダー66を考案した主犯は、シディアスだけかという疑問も浮かびました。
クローン戦争末期、銀河全域のクローンを一瞬で抹殺するプランを、本当にシディアス一人で考えつけたのか?協力者がいたのか? 長年シディアスと共謀していた影の存在がいたのではないか?
おそらくシディアスのマスターの可能性が高いと推測します。
パルパティーンと親しかった銀河の有力者はマジスターダマスクです。彼がカミーノ政府に投資していた可能性が高い。
オーダー66に失敗した場合、どうしていたか?という疑問にもぶつかります。
すなわちパルパティーンが、クローン戦争の戦犯として、逮捕勾留された場合です。
元老院オフィスの録音テープは、銀河中に報道されて記録として厳重に保管されています。
ジェダイが全権掌握を画策した物証とされていますが、シスエターナルは改竄されたテープだと見抜いていた様です。
パルパティーンはジェダイを返り討ちにしますが、シスエターナルは余りにリスクのある行為だったと考えました。クローン戦争で急速に手中に収めた権力と銀河中の忠誠を失わない為、シスの陰謀が暴かれない為にパルパティーンは闘いました。シスエターナルは、アナキンが闘いに加勢してジェダイを裏切った事実を知りません。だからパルパティーンが勝てた要因がはっきりしなかったのです。
ヴェイダー卿の正体
ジェダイを殆ど葬ったシディアスでしたが、一人生かしていたとすれば、後のヴェイダー卿であった可能性にも行き着きます。ヴェイダー卿の正体は帝国の内部でも疑問視されていました。
皇帝がジェダイの中で生かしておきたかった第一候補は、選ばれし者のスカイウォーカーでしょう。彼をシスに転向できれば最強の二番手としてそばに置ける、シスエターナルは確信していた。
シスエターナルは、数々の疑問に答えさせるべく、皇帝の再生を本格化します。
皇帝がかつてヴェイダー卿を蘇らせたシスの神秘的な生体工学を応用します。