注目
ルーカス監督とプリクエル
5月末配信開始のSWドラマ「オビ=ワンケノービ」が近付いています。
毎日、スターウォーズを愛する世界中のファンはイライラしています。「まだか..」
イライラが加熱する程、「オビ=ワンケノービ」の期待と需要は高まります。
SNS上で、「こうじゃないか」「ああじゃないか」と多く投稿され、想像が異常に膨らみます。
この状況に満足しているのは、創造主ルーカス監督です。彼は配下のルーカスフィルムをケネディ社長を通して、この状況を俯瞰しています。SNSでファンを刺激して、イライラを助長、期待を不安を最大限煽って、過剰な欲を生み出します。
見ての通り成功しています。
ルーカスは、大のプリクエル好きです。自らの資産で製作費を存分に投資、贅沢な映画作りを行いました。正直、シークエルは敵いません。JJに一任してスカイウォーカーサーガという大衆映画を完結させましたが、ルーカス自身の本当の関心事は「実験的作品」です。
プリクエルは、CGテクノロジーの導入から脚本に至るまで、これまでになかった試みを本格的に本気で始めた作品です。JJは、後に続くスターウォーズの新参者に過ぎません。
当然、ファントム・メナス公開後に批判はありましたが、リスクを承知で映画を作る姿勢は見習うべき。そのお陰でプリクエルファンを確実に生みました。(日本でいう平成世代のファン)
そんなプリクエルファン(ルーカス支持派)が「オビ=ワンケノービ」に期待する現象に大変満足されています。予告編に使われた「運命の闘い」と尋問官に歓喜しているファンを見て、ルーカスは自身の作りたかった作品作りが支持されたと大変お喜びになっています。
まさかシークエル完結後、こんな体験できるなんて、思いもしなかったでしょう。
次に予告編に使う秘密兵器は、ヴェイダー卿でしょう。
悪のモンスターでなく悲劇の元ジェダイを、ヘイデンクリステンにどのように演じさせるか、彼は知っています。
プリクエル制作過程で妥協した試みを最新技術で実現します。