注目
オビワンの後悔
如何にシス卿に騙されてしまったか、評議員として思う事。
議長はシディアスである事を最後まで隠した、ヨーダでさえも騙された事実に驚く。議長は我々と長年友好を温めて、その間ずっと探っていたのだ。
ドゥークーを殺すように命じたのは議長に違いない。おそらく口封じしたのだろう。ドゥークーが生きていれば、モールを逃してもシスの陰謀を暴けたに違いない。シディアスはそれを恐れていた。
今考えれば、アナキンをマスターに昇格させるべきだった!アナキンの不満を議長が聞く事は何度かあった。おそらく母親に関する事も相談したのだろう。つまりアナキンは長年シスに誘惑されていた。ジェダイとは違い、議長の物腰柔らかな態度に惹かれたのだろう。事実、子供の頃から尊敬していた。
そんなアナキンを置いて、私はウータパウに行くべきでなかった。評議会の決断は間違っていた。ヨーダでさえもコルサントから離してしまった。我々はシディアスが戦争を長引かせる事を前提に警戒して戦略を練ったが、シディアス自身戦争を続ける気はなかった様だ。だから我々は騙された。
コーディ、レックスが裏切った事実が信じられない。
クローンは我々の戦い方に不満を持ち、疑問視していた。クローン軍の真の所有者は議長だった。確かにクローン製造の資金源はジェダイでない。
アナキンが議長を助けたに違いない、アナキンこそコルサントから離すべきだった。シスの最大の武器はアナキンだった!コルサントで議長の逮捕に成功していれば、ジェダイが全権掌握できたのに!あまりにリスクが高過ぎたのだ!
オーダー66発令前、我々は油断してしまった。戦争に勝てる寸前で警戒を緩めていた。モールの計画が上手くいったら、議長の計画を頓挫できたかもしれない、すなわちアナキンをマンダロアに行かせるべきだったのかもしれない。アソーカがモールから聞いた内容をヨーダに伝えるべきだった。モールもシディアスの計画全容を理解しただろう。
我々は戦争を終わらせる事に必死だったが、共和国そのものが悪の国家になっている実態に気付かなかった!本当の敵は内側にいて、民主主義は負けた。本当は勝てる筈だった、しかし我々の力でシスを勝たせたのだ。クローン戦争全般が帝国を創設する為の工作であり、ここまで周到に綿密に作られた計画を止められなかった。
聖堂の警備は脆弱。ジェダイは銀河全域で薄く広く配置されていた。
帝国は聖堂を破壊していない、つまりジェダイの財産は全て皇帝に奪われた。
ライトセーバー、ホロクロン、データ、クリスタル、ミディクロリアン(輸血)、船、クレジット、通信機器、監視カム、グローグー?シスが昔から欲しがっていた物、全て。帝国は悪用する気だ。
私はヨーダがダゴバにいる事を知っている。
アナキンは死んだ。皇帝は失った弟子を補う為に、ジェダイの生き残りを暗黒面に落としている。しかしアナキン程フォースが強いジェダイはいない。アナキンの損失は皇帝にとって痛手だ。アナキンとパドメは死んだ。従って、双子は孤児になる。皇帝が双子の生存に気付けば、本当にシスの勝利だ。
スカイウォーカーを名乗らせて大丈夫か?