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シディアスの誤算はオビワンの始末の失敗

ダースシディアスは共和国元老院を骨抜きに帝国を創設、ジェダイ騎士団を壊滅させられました。長年に渡り複雑な計画を巧妙に行い、望むものを全て手に掌握する。ダースシディアスが手にした一番のものは、選ばれし者アナキンです。 ヨーダやメイスがシディアスの計画を潰せなかった要因は、アナキンがシスの手に落ちる事を想像できなかったからです。シディアスの最強のコマはアナキンなのです。 戦時中からアナキンを褒め称え、他のジェダイとは違うユニークな逸材だと評価していました。 フォースが強く能力の高いアナキンは自尊心が強いので、パルパティーンはそこをくすぐり、オビワンのように好まれる人生一般の師になります。 オビワンはアナキンの指導において、自制と制御を教えます。 辛抱強さと経験の大切さです。しかしアナキンが理解できぬままクローン戦争が勃発してしまいます。 若い段階でジェダイであるにも関わらず、多くの死と裏切りを経験していきます。 パルパティーンはここにつけこみ、ダークサイドの本質を開花させていく。 「感情には素直に従う、それが君の強み」 「他のジェダイは君を恐れている」 「経験と能力は比例しないよ」 アナキンは元々、奴隷の子供時代を過ごしてきたので、ダークサイドを理解させやすかった。そしてジェダイが陰謀を画策している、評議会が戦争を企てたとか、歪曲された巧妙なシナリオを植え付けていきます。 アナキンの母親シミが殺された事の復讐は正しかったと安心させます。 アナキンはオビワンには絶対に言えず、パルパティーンに言うしかなかったのです。パルパティーンは苦しむアナキンに寄り添いましたが、シディアスはほくそ笑んでいます。 まさにヨーダが懸念していた通りになったのです。 しかし邪魔な存在がいました、オビワンとアソーカです。 アナキンにとって大切な存在であり、3人で助け合い戦ってきた。 特にオビワンが死ねば、シディアスの計画は進展しやすくなる。 孤児になったアナキンをより早く確実に暗黒面に落とせます。 これをアソーカは懸念していた。アナキンの変化を察していたのだ。 ダースティラナスにオビワンを始末させ、アソーカとアナキンを離す。 しかしティラナス卿はしくじります。 シディアス卿は柔軟な計画を強いられます。 さらにモールがマンダロアで出現する。 ジェダイのシディアス包囲網は狭まっている。 オーダー66の...

オビワン 第六話 感想(ネタバレ注意)



最終回のあらすじを総括しようとする投稿はネット上にありふれているので、ここでは過去に出版公開された台詞や設定を抜粋して、いかにこのドラマがカノンとして成立しているか俯瞰します。このドラマ単体で考えるのではなく、他の作品と複合的に見る事でカノンとしての完成度を実感できる。


  ○師と弟子の絆、弱み


ヴェイダーから一部始終を聞いた皇帝は、ヴェイダーの弱みを見抜いていた様です。その弱みを克服しなければなりません。

ヴェイダーはアナキンとして、10年間オビワンの弟子であった事実は変えられません。オビワンに本当に認めて欲しくて、懸命に修行しました。オビワンはアナキンにジェダイとして立派になって欲しかったですが、アナキンは心の中の恐れ、傲慢さ、力への渇望、嫉妬は克服できませんでした。戦争が起きず、もう少し時間があれば良かったんですが。

ジェダイでありながら、人間らしさを併せ持つアナキン特有の問題です。

そこにパルパティーンが付け込みます。


また、パルパティーンはドゥークーにも付け込んでました。

ドゥークーは誰よりもプライドが高く、一番でなければ気が済まない男でした。力への渇望をさらに刺激して、ダークサイドへの飢えを掻き立てます。

策に長けるドゥークーを政治的な道具に仕立て、クローンウォーズ計画での重要なコマに据えます。

ドゥークーも以前はマスターヨーダのパダワンでした。ヨーダが教えた数多くの優秀な生徒の中でも、完璧主義者であった。そんな彼に完璧に計画を実行させるのは、シディアスにとって有益でした。


シディアス「お前とマスターの絆を使わない手はない」

結局、ヨーダとドゥークーが戦況をコントロールしていたという、シスのテクニックで用済みになります。まさに師と弟子の絆が弱みとして利用される事になりました。


二人と対照的にシディアスは、最初からプレイガスのシスの弟子でした。

シディアスが最強のシスとして君臨できた要因かもしれません。


  ○ベン「ダースヴェイダーというジェダイが騎士団を次々に殺した」


オビワンはルークに父親について嘘をつきますが、ある意味正しくもあります。


「アナキンを殺したのはお前じゃない、この私だ。同じ様にお前も殺す」


この発言で、アナキンはムスタファーで死んだとオビワンは思います。

ヴェイダーはアナキンの死骸を纏ったダークサイドの化身です。

パドメの死、自身がパドメを死に追いやった事で人間性を喪失したのです。


「彼は人間というより機械だ」


ヴェイダーは、皇帝の作品です。シスの力を体現した作品。

力への渇望に貪欲になるあまり、肉体と精神を滅ぼしました。

シスと契約して力を手にしたが、自分の為に使えない。

シスは力が欲しいだけで、力を失えば用済みにします。


  ○モンスターの創造


皇帝はアナキンをヴェイダーとして再生しただけでなく、ヴェイダーが暴走しない様に、シディアスに歯向かわない様に、コントロールしやすくしました。

繊細な生命維持システムを壊せるのは皇帝の電撃だけです。

アナキンはシスの電撃の恐ろしさを覚えています。だから肉体が機械化したヴェイダーは皇帝を恐れています。オビワンは電撃で攻撃できないので、ヴェイダーに致命傷を負わせられません。


  ○タトゥイーンとヴェイダー


結局、ヴェイダーはオビワンがタトゥイーンにいる事を突き止められませんでした。アナキンの心に傷跡を残し、ヴェイダーを形成するに至った惑星を忘れられない。ヴェイダーはどうしてもタトゥイーンを避けたいのでしょう。(オビワンとタトゥイーンで決闘する機会はなかった)

ルークをタトゥイーンに隠す事を決めたヨーダはそれを見通していたのかもしれません。


クワイガン「アナキン、やめろー!」


ヨーダはクワイガンから助言された可能性もあります。

後にタトゥイーンの軌道に着いたヴェイダーは、封じ込められていた気持ちをはらします。


  ○リーヴァの帰還


サードシスターがヴェイダー=アナキンだと気付いていたことがまずかった。ヴェイダーへの復讐心が事態をややこしくしている。アナキン=ヴェイダーだと気付かなければ、有能な尋問官でいてくれたのに。おそらく皇帝はわかっている。


オビワン「なぜお前が知っている?秘密の筈だ」


復讐心は利用できれば便利ですが、その怒りをコントロールできなければ厄介です。大尋問官はサードシスターの扱いに参っていた。


シディアス「怒りは溜め込んで上手く使わねばならない」


  ○シスの術


シディアスから撃たれても耐える術を学んだモール。

ヴェイダーから刺されても耐える術を学んだ尋問官たち。

モールが胴体を切られても生き延びたのなら、尋問官でもできる筈なのは分かります。シディアスはモールとヴェイダーに教え、そしてヴェイダーは尋問官に教えたのでしょう。


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