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注目

デススター建造長期化に腹立つ皇帝

ゲイレン・アーソのせいでデススター完成は遠のいていました。 実は技術的な問題でなく、人為的な問題だったのです。 皇帝の不満はターキンに向けられ、ターキンの不満はクレニック長官に向けられる。 皇帝はデススターの実態が暴かれる事を恐れていた。 デススターほどの巨大な機密体制を長期間維持するのは、困難だったのです。 惑星を丸ごと破壊するような大がかりな宇宙ステーションだから、関わる資源も人員も膨大です。元老院は勘づいていた。 クレニックは機密をなんとしても維持することに神経を尖らせた。 ターキンに警告されます、皇帝の忍耐の限界。 デススターの機密に違法にアクセスしたISBのデドラ・ミーロが浮かびます。 どうやらISBの重要ターゲット、アクシスの正体を突き止めた。 デススターの巨大な機密が邪魔しており、ISBは長年、アクシスを特定できなかったのです。 クレニックにとって、アクシスなどどうでもよかった。 それよりもデススターの機密が漏洩したのが許せない。徹底して隠蔽します。 しかし見方を変えれば、巨大な機密がインテリジェンス体制の弊害になっていたことを意味します。アクシス以外にも様々な問題が生じているでしょう。 デススターが破壊されない限り、解決できません。 惑星を丸ごと破壊したい皇帝の夢をかなえる筈が、帝国の足枷になっていた。 機密は小規模で細分化、短期間で効力を失う方がいい気がします。

オビワン 第六話 感想(ネタバレ注意)



最終回のあらすじを総括しようとする投稿はネット上にありふれているので、ここでは過去に出版公開された台詞や設定を抜粋して、いかにこのドラマがカノンとして成立しているか俯瞰します。このドラマ単体で考えるのではなく、他の作品と複合的に見る事でカノンとしての完成度を実感できる。


  ○師と弟子の絆、弱み


ヴェイダーから一部始終を聞いた皇帝は、ヴェイダーの弱みを見抜いていた様です。その弱みを克服しなければなりません。

ヴェイダーはアナキンとして、10年間オビワンの弟子であった事実は変えられません。オビワンに本当に認めて欲しくて、懸命に修行しました。オビワンはアナキンにジェダイとして立派になって欲しかったですが、アナキンは心の中の恐れ、傲慢さ、力への渇望、嫉妬は克服できませんでした。戦争が起きず、もう少し時間があれば良かったんですが。

ジェダイでありながら、人間らしさを併せ持つアナキン特有の問題です。

そこにパルパティーンが付け込みます。


また、パルパティーンはドゥークーにも付け込んでました。

ドゥークーは誰よりもプライドが高く、一番でなければ気が済まない男でした。力への渇望をさらに刺激して、ダークサイドへの飢えを掻き立てます。

策に長けるドゥークーを政治的な道具に仕立て、クローンウォーズ計画での重要なコマに据えます。

ドゥークーも以前はマスターヨーダのパダワンでした。ヨーダが教えた数多くの優秀な生徒の中でも、完璧主義者であった。そんな彼に完璧に計画を実行させるのは、シディアスにとって有益でした。


シディアス「お前とマスターの絆を使わない手はない」

結局、ヨーダとドゥークーが戦況をコントロールしていたという、シスのテクニックで用済みになります。まさに師と弟子の絆が弱みとして利用される事になりました。


二人と対照的にシディアスは、最初からプレイガスのシスの弟子でした。

シディアスが最強のシスとして君臨できた要因かもしれません。


  ○ベン「ダースヴェイダーというジェダイが騎士団を次々に殺した」


オビワンはルークに父親について嘘をつきますが、ある意味正しくもあります。


「アナキンを殺したのはお前じゃない、この私だ。同じ様にお前も殺す」


この発言で、アナキンはムスタファーで死んだとオビワンは思います。

ヴェイダーはアナキンの死骸を纏ったダークサイドの化身です。

パドメの死、自身がパドメを死に追いやった事で人間性を喪失したのです。


「彼は人間というより機械だ」


ヴェイダーは、皇帝の作品です。シスの力を体現した作品。

力への渇望に貪欲になるあまり、肉体と精神を滅ぼしました。

シスと契約して力を手にしたが、自分の為に使えない。

シスは力が欲しいだけで、力を失えば用済みにします。


  ○モンスターの創造


皇帝はアナキンをヴェイダーとして再生しただけでなく、ヴェイダーが暴走しない様に、シディアスに歯向かわない様に、コントロールしやすくしました。

繊細な生命維持システムを壊せるのは皇帝の電撃だけです。

アナキンはシスの電撃の恐ろしさを覚えています。だから肉体が機械化したヴェイダーは皇帝を恐れています。オビワンは電撃で攻撃できないので、ヴェイダーに致命傷を負わせられません。


  ○タトゥイーンとヴェイダー


結局、ヴェイダーはオビワンがタトゥイーンにいる事を突き止められませんでした。アナキンの心に傷跡を残し、ヴェイダーを形成するに至った惑星を忘れられない。ヴェイダーはどうしてもタトゥイーンを避けたいのでしょう。(オビワンとタトゥイーンで決闘する機会はなかった)

ルークをタトゥイーンに隠す事を決めたヨーダはそれを見通していたのかもしれません。


クワイガン「アナキン、やめろー!」


ヨーダはクワイガンから助言された可能性もあります。

後にタトゥイーンの軌道に着いたヴェイダーは、封じ込められていた気持ちをはらします。


  ○リーヴァの帰還


サードシスターがヴェイダー=アナキンだと気付いていたことがまずかった。ヴェイダーへの復讐心が事態をややこしくしている。アナキン=ヴェイダーだと気付かなければ、有能な尋問官でいてくれたのに。おそらく皇帝はわかっている。


オビワン「なぜお前が知っている?秘密の筈だ」


復讐心は利用できれば便利ですが、その怒りをコントロールできなければ厄介です。大尋問官はサードシスターの扱いに参っていた。


シディアス「怒りは溜め込んで上手く使わねばならない」


  ○シスの術


シディアスから撃たれても耐える術を学んだモール。

ヴェイダーから刺されても耐える術を学んだ尋問官たち。

モールが胴体を切られても生き延びたのなら、尋問官でもできる筈なのは分かります。シディアスはモールとヴェイダーに教え、そしてヴェイダーは尋問官に教えたのでしょう。


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