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デススター建造長期化に腹立つ皇帝

ゲイレン・アーソのせいでデススター完成は遠のいていました。 実は技術的な問題でなく、人為的な問題だったのです。 皇帝の不満はターキンに向けられ、ターキンの不満はクレニック長官に向けられる。 皇帝はデススターの実態が暴かれる事を恐れていた。 デススターほどの巨大な機密体制を長期間維持するのは、困難だったのです。 惑星を丸ごと破壊するような大がかりな宇宙ステーションだから、関わる資源も人員も膨大です。元老院は勘づいていた。 クレニックは機密をなんとしても維持することに神経を尖らせた。 ターキンに警告されます、皇帝の忍耐の限界。 デススターの機密に違法にアクセスしたISBのデドラ・ミーロが浮かびます。 どうやらISBの重要ターゲット、アクシスの正体を突き止めた。 デススターの巨大な機密が邪魔しており、ISBは長年、アクシスを特定できなかったのです。 クレニックにとって、アクシスなどどうでもよかった。 それよりもデススターの機密が漏洩したのが許せない。徹底して隠蔽します。 しかし見方を変えれば、巨大な機密がインテリジェンス体制の弊害になっていたことを意味します。アクシス以外にも様々な問題が生じているでしょう。 デススターが破壊されない限り、解決できません。 惑星を丸ごと破壊したい皇帝の夢をかなえる筈が、帝国の足枷になっていた。 機密は小規模で細分化、短期間で効力を失う方がいい気がします。

キャシアン・アンドー 第九話 感想(ネタバレ注意)

これまで見てきて、スターウォーズにしては展開がゆっくりですが、現実的でリアリティな印象を持ちます。シークエルのような楽しく愉快な大衆映画とは一線を画す、架空の銀河社会を提示、現実に生きる私達の共感を促す内容となっています。


銀河社会の実態は、意外と現実の世界と似ていて、今まで想像していた夢の世界とは違った事に気付く視聴者も多いと思います。


しかし進歩したテクノロジーや異星人との共存、生き方の多様性など興味を惹かれる点は無限にあります。現実社会を反映しているから内容に説得力があり、何でもありの想像と言えない”ホンモノ”である事を認められます。



さて、帝国の支配は強固ですが無理矢理なので反発を招き、確実に反乱の芽が生えてきます。

帝国は戦時中の混乱を終息させて、銀河の安全と秩序をもたらしたと自信を持っていますが、この実態です。人間による独裁の弊害が露呈しています。


皇帝はジェダイを粛正して、勝者になり、全銀河の権力を掌握しました。しかしそれを達成した今は、自身の地位を奪われないか怯えています。

皇帝は帝国の戦時体制を維持しています。これは元老院抜きであり、議会は飾りです。形式的な集まりと化し、解散が近づいているのは明白です。皇帝の一言で解散です。それを議員たちは恐れて皇帝に歯向かう事は言いません。


残された元老院の特権は、金です。議員たちは相変わらず裕福な生活を送り、銀河市民の事など気にしていません。


そんな元老院に警鐘を鳴らす勇気ある人物がモンモスマです。彼女は元老院の金を反乱軍の創設資金に充てがう事を計画しています。これは帝国への背信行為であり、帝国を欺く危険な行為です。皇帝は元老院を骨抜きにしてほっといているので、解散されるまでのチャンスです。


元老院の金、各議員の資産管理は帝国が監視しているので、どのように掻い潜るか今後の展開に期待しましょう。


また分離主義派との会合は、後に分離主義派を反乱軍が迎える事になります。かつて共和国と戦った分離派が、帝国と対立する反乱に加担する展開になるのです。これは皇帝にとって誤算でしょう。




また面白い事に、皇帝になる前のパルパティーン議員とモンモスマは個人的な関係を持っていました。パルパティーン議員はカリスマ性はなかったですが、真面目で勤勉、物腰柔らかな善人でした。


まさかその裏で、皇帝になる野心を抱いていたとは想像できなかったのです。パルパティーンを長い間、見てきたモンモスマは彼の変容に驚きました。戦争を利用して、ジェダイでさえも葬った人間。一人の人間に全銀河の権力を集中させてよいものか、モンモスマは元老院で訴えています。

(終戦間際の「2000人の嘆願書」の殆どの議員が逮捕、追放されてしまった)


議会での発言が増えるにつれ、モンモスマの存在感は強まります。

これが影響して、後に新共和国議長に選出される事になります。




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