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キャシアン・アンドー 第十一話 感想(ネタバレ注意)
ISB内部に潜入する工作員からの情報提供により、スペルハウスに帝国が待ち伏せしている事を察知。クリーガーに知らせず犠牲にする事で、帝国に怪しまれず、包囲網を掻い潜れました。
クリーガーは戦略的犠牲と言えます。ソウゲレラは反対しましたが、ルーセンに説得された模様です。クリーガーを犠牲にしなければ、ISBは情報漏洩を疑い、潜入工作員を探すでしょう。それを聞いたソウゲレラは情報提供の重要さを思い知ります。ISB内部の貴重な情報源を守ります。よってこれから先も有利に戦えます。
このようにルーセンは包囲網を掻い潜っています。
敵陣に工作員を配置、情報網を構築する事で、帝国より有利な工作活動が可能です。
ルーセンは主に単独行動を行い、一箇所に長時間いません。
つまり、反乱分子の全ての作戦の詳細や秘密を知るのはルーセン一人です。
言い換えれば、ルーセンさえ掴まらなければいい。アルダーニやフェリックスなど全てをつなぐ一人。デドラミーロの最大のターゲットです。
各実行グループに、他の作戦への関与を認めない。味方でさえも嘘をつく。
関連がありそうでも実証させない。全体像を解らせない。
もしある実行グループが作戦に失敗した場合、帝国から尋問を受けてもルーセンが割れる筈がない。他の作戦と関連付けられないので、全体像が分かる筈がない。
「探すだけ無駄だ」「ネットワークは完成した」
帝国は中央集権的な考え方なので、ばらばらな反乱は対処しづらいのです。
どうしてもあらゆる反乱活動の関連を探っているが、見つからない以上何もできない。
ルーセン一人でここまで帝国を欺けます。ISBは頭を悩まします。分散化した反乱分子しかも統制が取れている敵は想定していません。反乱分子はゲリラ化した敵です。
カギはキャシアン・アンドーです。マーヴァの葬儀に出てくるかISBは待ち構えています。それを返り討ちにする次回が気になります。
終盤、ルーセンの船が帝国に捕えられそうになります。想定外の事態でしたが、見事回避します。優秀なドロイド脳と兵器を備えた船のお陰です。
(おそらく高価な船、モンモスマからの贈り物でしょうか?)
※シーズン2で帝国にルーセンの工作活動が暴かれるか分からないが、帝国は学びました。分散化した活動の利点です。これを組織的に利用したのが、ファーストオーダー計画です。
ルーセン一人でここまでの事が可能だったなら、同じ様な方法で少人数の帝国が可能です。ルーセンが各反乱グループに全体像を知らせなかった様に、ファーストオーダーは全ての人員に全体像を把握させません。
だからファーストオーダーの実態は暴かれません。
※アニメ・反乱者たちに登場する反乱分子スペクターズもルーセンから指示を受けていた可能性がある。統制がとれ反乱に貢献した。
スペクターズもルーセンの素性は分からない。
反乱分子のスパイ「フルクラム」との関係もシーズン2で明かされるかもしれない。