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注目

スローンは皇帝の疲労を見抜いていた

帝国は疲れていました。 体制維持につぎ込む膨大なコストに悩まされていたのです。 そもそも旧共和国の衰退期に、戦時下の中、急遽構築された国家であり、 戦後もそれを継続するのは無理があったのです。 皇帝の疲労は隠蔽され、体制維持につぎ込むコストは途切れませんでした。 スローン大提督は見抜いていた。 不効率で巨大な戦争マシンは長生きしない。 皇帝一人に権限が集中する原理が、疲労の根源です。 しかし皇帝に権力を手放すことは進言できない、帝国の体制に関わる。 結局、皇帝と右腕は倒され、帝国はあっけなく崩壊します。 スローンの見抜いた通りになります。 皇帝の死が体制維持につぎ込むコストを停止した。 従って、スローンは第二の皇帝にはなりたくない。ならない方がいい。 疲れない帝国、次世代の帝国を目指します。帝国の欠陥を克服する。 長生きする次世代の帝国。 体制維持につぎ込むコストを削減する一番の方法は、 国家運営を新共和国に負担させて、押し付けることです。 この際、安全保障に特化した軍事組織にすべきです。 つまり帝国のような国家でないのです。 疲労からの解放は、機動的で機敏、軽量、即応的になれます。 帝国はクローン戦争の絶対的勝利で生まれましたが、 ファースト・オーダーは、帝国の敗北で生まれます。

バッドバッチ S2 第十一話 感想(ネタバレ注意)


皇帝はコルサントで暴れたジロビーストに憧れていました。とてつもない破壊力を獲得したい欲望です。


○クローン技術の国営化

戦時中、共和国はカミーノ政府のクライアントでした。クローン技術の所有権はカミーノ政府にあり、全てのクローン製品はカミーノ政府の資産です。

共和国はクライアントとして、「注文」「要望」「要請」できますが、「命令」「指示」することはできません。これがビジネス契約です。

カミーノ政府に決定権があり、共和国は勝手な事ができません。従ってクローン製品は高価格になり、共和国の財政を圧迫していました。そしてクローンの成長を速められる割に製造スピードは遅い。嫌なら更なる費用を要求されます。これとは別に、兵士の訓練費用や建造物のコストも要します。

カミーノ政府は多くの利権を手に入れます。


なぜこのように不都合だったか?カミーノ政府に支払う財源元は、もともと共和国でなかったからです。共和国の財源を使えなかったからです。

クローン製造計画を極秘に進める為に、ジェダイ個人が発注者という事になっています。だから、カミーノ政府は共和国にクローン製造を報告する必要はなかったのです。これはシス卿が仕組んだ工作です。

そもそも発注に誘導したのは、シスでした。とにかく軍が完成するまで共和国とジェダイには絶対に知られたくなかった。

だから共和国の正規の計画ではなく、ジェダイの計画とされています。


戦後、カミーノ技術は銀河中に知られ、共和国に次ぐクライアントになろうと多くの企業や政府が期待します。クローン技術を商用化して、市場を創出したかった。クローン技術はカミーノ政府のものだから、できる筈だとラマスーは自信を持っていた。。


帝国はこれを懸念していました。力づくでクローン技術を完全に掌握、帝国の管理下に置き、クローン技術を独占する事を決めます。表向きカミーノは滅亡した事にします。

帝国の財源を直接投入します。これなら「命令」「指示」する事が可能になり、クライアントから脱却できます。クローン製品は帝国の資産であり、クローン技術の所有権は帝国にあります。どのようにクローン技術を利用、悪用しようとも帝国の勝手です。戦時中のクローン技術の規制を撤廃して、非合法な実験を行います。

公にならないので失敗や事故になっても問題ありませんし、元老院に報告義務はありません。






○ストームトルーパー計画始動


防衛徴兵法案の成立に伴い、クローン兵をストームトルーパーに置き換える計画が始まります。クローン製造計画より低コストです。費用が安く時間がかかりません。


従ってクローン兵より質が落ちるかもしれません。皇帝はこれを懸念していました。そこで、ストームトルーパーの装甲を強化する事を画策します。通常の肉体を飛躍的に強靭にできます。それを帝国のみが独占する事が皇帝の目標です。ジェダイ亡き今、計画は非常に進め易い。


ジロビーストのクローンです。戦時中コルサントに輸送した際、うろこの強靭さは科学的に驚異的なものでした。これを応用すれば、ストームトルーパーの装甲に使えるという発想です。コルサントでジロビーストは死にますが、パルパティーンはジェダイと元老院に報告せずに、密かにジロビーストのクローンを作らせていました。これにはナラセも関与していたらしく、カミーノで研究していました。科学的快挙を達成したかったのです。


クローン戦争が終結する前に装甲の研究は終わりませんでしたが、帝国に引き継がれます。クローン技術は帝国のものになり、帝国の管理下に置かれます。皇帝は帝国の財源を直に投入して、ナラセに「命令」します。


ジロビーストは、死んだ肉体をクローンで甦らせる試みであり、将来的に皇帝自身の肉体を甦らせる為の絶好の実験台です。

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