スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

ISBが関与した元老院ロタンダの改築

                    ⬇️ 皇帝は戦後も元老院を一応存続させていました。 相変わらず富を謳歌していますが、実質実権を失い飾りと化しています。本当の主権は、皇帝と参謀、帝国の実務レベルが掌握しています。 その事実を議員たちに気付かれてはなりません。 この際、ロタンダを美しく改築して喜ばせます。 巨大なプールとモダンな建築で、”国民に奉仕する”イメージを演出します。 廊下を白いドゥラスチールで強化して、爆撃に耐えるようにする。 最新のターボリフトを配置、共和国の頃より内部が広くて静かで力強い。 元老院の安全を保障する為です。裏側には高性能な盗聴システムがびっしりです。 「戦争は終わった、もう安全だ」 改築にISBが関与していたと思われます。 元老院ロタンダを銀河一の諜報活動の拠点に作り変えるのです。 つまりロタンダそのものを諜報装置にしてしまう。 金と人、資源が集まるから、おいしい情報があるのです。 これが目当てで、皇帝は存続させていました。 帝国に背く行動しないか?真の忠誠を誓っているか? 議員の演説や議論は、特に充実していない国民向けのパフォーマンスであり、帝国への献身を見せしめる場です。つまりイエスマンばかりです。 ロタンダは帝国の中央集権体制を体現していると言えるでしょう。 皇帝が出席する事は、まずありません。 皆、皇帝が地下でこっそり聞いていると怯えていますが、皇帝はISBの報告を聞いています。 恐怖心を煽っている。 皇帝は改築にあたり、自身が利用していた地下のオフィスをISBに与えたのではないでしょうか。(ヨーダと決闘した紫の部屋です) この部屋はロタンダ全体の音声を検知する上で、構造上よくできています。 ISBはロタンダそのものを諜報装置にできる事を理解します。 元老院の安全は皇帝が保障しているのです。皇帝に頭が上がらない。 これまで一度もロタンダが爆撃された事はない。 しかし皇帝が元老院を永久に解散するとは、予期できなかった。 モンモスマに次ぐ反乱の予兆を懸念していた。

大提督とモフの違い

 


皇帝はモフという参謀を従えていました。

特にグランドモフ・ターキンを重用、信頼します。帝国が抱える複雑で面倒な案件の対処にターキンを使い、皇帝の負担を軽減していました。皇帝は政治的に面倒で厄介な事柄の対処に頭を悩ませていたのです。


ターキンは配下の者に多大な責任と権限を与え、酷使させます。そして役目を終えた所で、次の替えの者にやらせる。非情な人間なのです。


皇帝が何より評価していたのは、政治的駆け引きが得意だった事。

この男が元老院にいたらよかったのにと、皇帝はヴェイダーにこぼしていた程です。


他のモフも似た様な人間が多いです。そもそも帝国内の過酷な権力闘争を生き延びてきた連中です。つまりモフとは、政治的駆け引きを専門に行うポストなのです。皇帝の近くに行きたい、皇帝に評価されたい、本当は自身の事しか頭にない。帝国の益=自分の益だと思い込んでいる。しかし本当は違う気がします。


皇帝はここら辺を見抜いており、ヴェイダーに愚痴を言っていました。



一方、皇帝はモフとは別のポスト、大提督の地位を設けます。

モフの配下の階級では決してなく、帝国の軍事戦略を練る事に特化した、軍事戦略のプロの集まりです。


皇帝は政治的な駆け引きとは無縁にする事を保証します。政治的な都合が絡まないので、本当に正しい軍事戦略を純粋に追求します。軍部は中央に集中する原理があるので、一本化、統合された戦略を可能にします。


彼らは自身の為ではなく、帝国の為に献身しています。ここがモフとの決定的違いです。


結局、モフは皇帝に都合のよい報告しかしないイエスマン集団になり下り、帝国の弱体化をもたらします。皇帝の顔色をうかがって、自身の地位が脅かされないか気にしているのです。


この問題の背景に、帝国の権力闘争が熾烈すぎたのだと思います。

帝国の人間は自身の地位を守る事を意識して、帝国の益を疎かにしてしまう。皇帝が構築した、周りを押し退けて権力を追求させる仕組みは、最強の帝国を実現するのではなく、結局イエスマン体制を実現する結果となりました。



こういった帝国の欠陥を教訓に、権力闘争から帝国を解放する体制が考案されます。大提督のように軍事戦略自体を主体に置き、独裁の国家運営に要するコストを減らそうという内容です。


それには、皇帝を中心とした中央集権体制を否定しなければなりません。

皇帝が絶大な権力を行使したので、モフが群がったのです。


軍事戦略を主体に置けば、大提督のように政治的な都合が絡まないので、本当に正しい事を純粋に追求します。だからイエスマン体制になりにくいのです。


そして帝国自体をコンパクトにする事。

独裁の国家運営に要するコストを減らすには、小規模にするのがいいです。

体制維持に要するコストを削減できます。これで軍事作戦を実行させれば、機動的で機敏な帝国になる。


しかしそれには、皇帝の持つ権力を手放す必要があります。独裁の体制を維持していく以上、難しいでしょう。


人気の投稿