注目
共和国の戦費は無駄が多かった
戦時中はシスの巧妙な操作に基づき、戦況がコントロールされていました。
ジェダイとクローン軍が必死に戦えば戦う程、泥沼に陥る有様です。
軍事費は膨張の一途を辿り、共和国は実質軍事国家に急転します。
その共和国が投じた戦費の大部分は無駄なコストであったと思われます。
戦争を終わらせる為に、兵力の物量を重視していたからです。
例えば、グリーヴァス等のCISを発見する度に、わざわざコルサントから数個師団を
派遣していました。ほとんど誤ったガセネタなので、運用上無駄なコストが生じる訳です。
その戦費の財源は共和国民の負担なので、ジェダイに批判が向けられます。
財政的にも共和国は疲弊していたのです。
ジェダイは軍事の素人であり、開戦の初期段階でしくじっていました。
戦費を削減する発想は無かったんです。パルパティーンに頼めば、無限に調達できるように思っていました。その間、国民は怒っていたんです。短期決戦を公約に掲げていたのに、裏目に出ます。
背景に、実は長期化を望む元老院の横槍が考えられます。
ジェダイが軍事の素人でも、戦争が続けば結構なのです。
スローン大提督はクローン戦争を検証する数少ない帝国の人材です。
共和国が効率的に戦えば、どれ程コストが浮いていたか計算できたと思われます。
つまり帝国は、戦時中の不効率な戦時体制の上に構築されているのです。
戦時体制を戦後も継続するのは無理があると主張します。
ジェダイに代わり、もしスローンが戦時中主導的に司令していれば、共和国は効率的な戦い方が
可能だったでしょう。
戦時中から始まった財源の使い道は、軍事費の他に国家運営に投じられていたと思われます。
スローンは軍事戦略を主体に位置付けて投資すべきだと主張していた。
大提督は、政治のいざこざや派閥争い、権力闘争を回避したかったのです。
不効率な体制は、いずれ弱体化する。疲弊する。
クローン戦争は、共和国の戦勝だと歴史に刻まれましたが、シスの戦況のコントロールは、
不効率な戦いの温床になっていたのです。
オーダー66の粛清後、国民の不満は落ち着きましたが、本当の原因はシスの皇帝です。