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ファーストオーダー:軍縮は物理的制約
ファーストオーダー計画は、帝国の反省を踏まえ、低コスト徹底した効率化に基づきます。
帝国のように、無限に資源を浪費する発想とは相反しています。
帝国は体制維持に莫大なコストを投じていたので、ファーストオーダーは中央集権体制を否定、国家運営を新共和国に押し付ける事で、大幅なコストの削減を実現します。
限りある兵力と資源を効率的に有効に使う発想に転換したのです。
なぜ発想の転換ができたか?徹底した効率化を実現できた要因は? 軍縮です。
帝国の残党は、新共和国政府と休戦協定を締結、大幅な軍縮を行う事で合意しました。以前のように軍備拡張を推し進める事をしなくなるのです。
つまりファーストオーダーは、物理的に制約がある中で実行されます。
従って、制約の設定は効率化と低コストをもたらします。
ドクトリンは大幅に書き換えられ、新しい帝国が考案されます。
兵器産業をフル回転させて、戦時体制を維持する時代は終焉を迎えたのです。
それに伴い、効率化を促す新しいテクノロジーが次々に考案されます。
物理的制約は、イノベーションの道を開いたのです。
量より質を重視します。人員の生存率を高め、専門性を高めます。
兵器産業は量より質の高いテクノロジーを製品化していきます。安くて質の高い製品をファーストオーダーに売ります。繰り返し運用できて、寿命が長い製品。
帝国では軽視されていた技術が見直されます。
軍縮に違反しない事はファーストオーダーの絶対条件です。
軍縮のレベルを高める事は、結果的に高い効率化を促します。
新共和国は軍縮を設定する事で、安全保障上の懸念が払拭されたと安堵していましたが、実際はファーストオーダーにテクノロジーの効率化を促すのを許したのです。
強い制約は、強い効率化を促す。帝国が気付かなかった事だ。
従って、限りある資源は非常に貴重です。スノークはハックス将軍がドレッドノートを失った時など、激しく叱責していました。
しかしながら、ハックスを処刑する事はしません。限りある人員も大切にするのです。