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モール シャドウ・ロード 第三週 感想(ネタバレ注意)

後半に突入しました。ストーリーのテンポはやはり見事、さすがフィローニ監督。 視聴者が予想する期待するシーンを中盤まで出し切り、後半で次のステージに誘う。 怖い話ですが、アニメでここまで雰囲気を作れていて凄いです。 ⚪︎尋問のプロ 帝国が介入、刑事を尋問官が探ります。 報告を怠ってきた事を責めるのではなく、痛めつけずに探ります。 尋問官はフォースにより、高い確率で吐かせられるらしい。 ただ吐かせるだけでなく、知らない事も見抜いてしまう。 無傷で泳がせ、餌にするのだ。 (ISBがビックスに使った恐ろしい尋問器具より遥かに安全で確実) 餌にモールが食いつくと思っていたが、意外にもジェダイ。事態が複雑化している。 まさか本当にシャドウが実在するとは想像していなかった。 皇帝が懸念していた通り。ISBの監視を逃れ、隠れていた。 優先事項はジェダイよりシャドウだ。 シャドウは帝国にとって脅威である。帝国に復讐する気だ。 シャドウを捕らえるか始末できたらヴェイダー卿に賞賛されるだろう。 のちにアナキン・スカイウォーカーの弟子が発見されるが、それ同等の快挙である。オビワン・ケノービの捜索に躍起になる尋問官もいるが、おそらく死んでいる。 ⚪︎ISB シャドウが実在していた事実に驚愕する。 これまでジャニックスから何の報告もなかった。これは問題である。 現地の住民は多額の報奨金を約束しているが、今回の場合、現地の警察である。 皇帝は憤っている。(クローンウォーズでは喜んでいたが、、) 管轄を軍に移行、ジャニックスを封鎖、孤立化させる。 シャドウを逃してはならない。徹底した統制で締め上げ、見つける。 それを尋問官に俯瞰させて、報告させる。 ジャニックス以外にも、オーダー66を生き延びた他のジェダイも見つけた場合、ISBに報告しなくてはならない。帝国にとって脅威である。ISBが皇帝に報告して、皇帝が尋問官に指令を下すのだ。 反乱分子に悩まされるのは先だが、今のISBの目の前の課題はジェダイの生き残りである。クローン兵が始末できなかったジェダイをリストにしている。 おそらくシャドウはその上位の筈だ。 アソーカ・タノやオビワン・ケノービは入っているが、アナキン・スカイウォーカーは入っていない。ヴェイダー卿曰く、選ばれし者は死んだ。 ⚪︎テラス・カシ 子供の頃から殺人ドロイドに鍛えられ、今でも染...

ファーストオーダーはJJの傑作


シークエル三部作の骨格の脚本を描いたJJエイブラムスは、これまで批判されてきた。プレッシャーと期待が負担になる中、見事にスケジュール通り三部作を完結させた手腕は流石である。


大衆映画の究極を目指し、ルーカスの創造した6作を”拡張”したのである。

並の人間にはできない偉業だ。


これまで多く批評されてきたが、ここでは「帝国」について論じたい。


プリクエルのクローンウォーズ計画に匹敵するアイデアをJJは目指していた。すなわち皇帝不在の帝国はどうなったか熟考したのだ。皇帝という絶対的能力を有する最高権力者と右腕ヴェイダー卿を失った、その後の帝国をどのように作品に仕上げるかである。


帝国は敗北を認めるか?第二の皇帝は出現するか?帝国の体制崩壊?

帝国の欠陥を分析する事が求められた。


おそらく帝国は一気に崩壊の道を歩むだろう。

しかしその状況を利用しようとする新たな悪役の登場はどうか。


とはいえ皇帝を継ぎ、帝国の体制崩壊を食い止めるようなストーリーはつまらない。新しい次世代の帝国を創造できるチャンスをJJにもたらした。


帝国の欠陥を克服した次世代の帝国である。

帝国は国家運営から安全保障、体制維持まで全てフルスペックで銀河を統治する大規模な国家だった。当然、反乱同盟相手に疲弊していただろう。資源を無限に使う発想だから、効率が悪い。


従って、低コストな特殊作戦を主体とした軍事組織がいいだろう。

これがファーストオーダーの始まりだ。しかしそんな難しい話は観客に分かってくれないだろうから、視覚的に最新の帝国をデザインさせる。何となく、「帝国も進化しているんだなぁ」と思われるだろう。


スノークは皇帝ではない、ファーストオーダーは国家ではない、など詳細に設定すれば、理解してくれる筈だ。原点回帰したシンプルなシークエルの裏に膨大な考えが潜んでいる。こういうのに気付くのが醍醐味だ。


個人的に、ファーストオーダーはクローンウォーズに匹敵しなくても、対等に肩を並べられると思う。ルーカスも評価されておられるだろう。


JJの脚本はカノンを構築する上で強靭な骨格であり、優れた設定とストーリーを利用して次々にカノン作品が生まれていく。”拡張”を見事に成し遂げた。


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