スローンは皇帝の疲労を見抜いていた

帝国は疲れていました。
体制維持につぎ込む膨大なコストに悩まされていたのです。
そもそも旧共和国の衰退期に、戦時下の中、急遽構築された国家であり、
戦後もそれを継続するのは無理があったのです。
皇帝の疲労は隠蔽され、体制維持につぎ込むコストは途切れませんでした。
スローン大提督は見抜いていた。
不効率で巨大な戦争マシンは長生きしない。
皇帝一人に権限が集中する原理が、疲労の根源です。
しかし皇帝に権力を手放すことは進言できない、帝国の体制に関わる。
結局、皇帝と右腕は倒され、帝国はあっけなく崩壊します。
スローンの見抜いた通りになります。
皇帝の死が体制維持につぎ込むコストを停止した。
従って、スローンは第二の皇帝にはなりたくない。ならない方がいい。
疲れない帝国、次世代の帝国を目指します。帝国の欠陥を克服する。
長生きする次世代の帝国。
体制維持につぎ込むコストを削減する一番の方法は、
国家運営を新共和国に負担させて、押し付けることです。
この際、安全保障に特化した軍事組織にすべきです。
つまり帝国のような国家でないのです。
疲労からの解放は、機動的で機敏、軽量、即応的になれます。
帝国はクローン戦争の絶対的勝利で生まれましたが、
ファースト・オーダーは、帝国の敗北で生まれます。